天塩川ネイチャーボートツアーコース概要:恵深橋〜美深橋約5km
恵深橋〜美深橋コースは約5km天塩川をネイチャーボート下ります。
ライフジャケットの着用、健康チェック、レクチャーを行ったら早速ツーリングに出かけましょう。
ネイチャーボートツアーは、ラフティングのような激流の中をいくのではなく、天塩川をゆったりと流れて自然観察がメインです。
コースを写真とともに紹介していきますので最後までご覧ください。
ツアーのスタートは恵深橋カヌーポート
美深橋カヌーポートに集合した後、ガイド車両に皆さんで乗り込み、恵深橋カヌーポートまで移動します。
皆さんのツアー参加承諾書の記入、健康・服装チェック、ライフジャケットの着用、レクチャーを行なった後、いよいよ天塩川へ漕ぎ出します。
恵深橋は海から133km地点、ずっと降っていけばいずれ海まで出ることができますが、今回は5km先の美深橋カヌーポートまで。
それではネイチャーボートに乗り込んで天塩川の冒険に出かけましょう。
これが恵深橋
スタートしてすぐに恵深橋の下をくぐり抜けていきます。
橋脚は川下りをするときには注意しなくてはいけません。
なので、皆さんと力を合わせて、橋脚にぶつからないようにすり抜けていきます。
すぐ横をすり抜ける
天塩川の水量にもよりますが、今回はすぐ横しか抜けられるところがありませんでした。
橋脚を間近で見られるのも川下りの醍醐味ですね。
ホッとするのも束の間 大きめの瀬がやってくる
緊張して橋脚の横を通り過ぎた後、今度は大きめな瀬が迫って来ます。
「瀬」というのは簡単にいうと川の中で波立っているところのことをいいます。
カヌーで行くと転覆しがちな箇所ですね。
でもネイチャーボートなら安心。(個人の方でカヌーで行く場合はガイドが後ろに乗るので安心です。)
ほぼ転覆する心配がありません。
ざぶんざぶんと瀬を乗り越えていきましょう。
瀬を抜けたら、崖が目印。そこにいるのは・・・
橋脚をすり抜け、大きい瀬を乗り越え次に見えてきたのは山肌が崩れている崖。
この崖の近辺にはよくオジロワシがいます。
オジロワシとは・・・世界に約3万羽いると推定されおり、北海道と本州北部で越冬する個体は約900羽弱と言われています。
翼を広げると大きいもので240cm近くになり、大空を舞う姿は圧巻。
天塩川を下っているとオジロワシの姿を見ることが多く、運がいい(日頃の行いがいい?)とその姿を見られるかもしれません。
この崖近辺にいなくても、下っていった先で急に現れることがあるので、視線を上げて天塩川を下っていきましょう。
また瀬の中を超えていく
2番目の瀬がやってきます。
1番目の瀬より小さめ。
難なく乗り越えていきましょう。
倒れそうで倒れない木
昨シーズンからずっと倒れそうで倒れない木があります。
マイケルジャクソンみたい。
下を通ると危ないので避けていきましょう。
次に行ったら倒れているかも。
足跡発見。これは誰の足跡か?
天塩川流域には動物もいっぱい。
この写真の足跡はアライグマかな?
運がいいと、シカやキツネ、タヌキなどに出会えるかもしれません。
チルタイム
瀬を乗り越え、崖を通り過ぎ、また瀬を超えて、静かな時間がやってきます。
人工物の姿は消え、歩くよりも遅く、止まっているわけでもないスピードで天塩川を流れる。
カヌーやボートで下っていると、このチルタイムがとても心地よくて眠たくなります。
チルとは・・・「のんびり」「まったり」「癒やし」の意味
天塩川を下っている時の「チルタイム」に変わる何か言葉がないか探しているんですが何かないですかね?
サウナでいうところの「ととのう」みたいなやつ。それの天塩川バージョンを募集中です。
最後の瀬を超えて
最後のチャプチャプした瀬を越えます。
この瀬を越えた河原には秋になると無数のサケが海から帰ってきます。
時期は9月の中旬〜10月の末まで。
ボートで近づくとバシャバシャと水飛沫をあげるほどいます。
夏の様子とは全く違う天塩川が見られますよ。
ちなみにこの河原には木石という木の化石があるので時間があったら探してみましょう。
白い大きい建物が見えたらもうすぐゴール
大きな河原を抜けたら、白い大きな建物が見えます。
これは美深町文化会館COM100。
これが見えたらゴールはすぐそこです。
向かい風の時もあるので、頑張りが必要な時もあります。
みんなで頑張って帰還しましょう。
お疲れ様でした。
5kmというと、初めは長いなぁと感じるかもしれませんが、実際天塩川に出てみると結構あっという間です。
もっと下っていきたくなるかもしれませんが今回の旅はここまで。
また秋になったらサケに会いに天塩川を下りましょう。
おまけ
下見をしながら、ルアーで釣りをしていました。
ニジマスが釣れた。
天塩川は全国から釣り人が集まるトラウトフィッシングの聖地です。
川下りをしていると、釣り人に会うことがあります。
天塩川はみんなの川なので、仲良く使えたらいいですね。